内股ダメですか?
【指導者・保護者必見】内股は本当にダメ?スポーツ指導の常識を覆す新視点
スポーツ指導者の皆様、そして未来あるジュニアアスリートを育てる保護者の皆様へ。
現場でよく聞かれる疑問、それは「内股はダメですか?」というもの。指導の現場では、猫背や反り腰と並んで注意されることの多い内股ですが、実は選手本人が悩んでいるケースは少ないようです。このギャップ、気になりませんか?
なぜ選手は内股を気にしないのか?
これは、現状維持バイアスやフレーミング効果が影響している可能性があります。
- 現状維持バイアス: 選手にとって、内股が「いつもの状態」である場合、特に不都合を感じていなければ、それを変えようという動機が働きにくいのです。
- フレーミング効果: 指導者から「内股はダメ!」と否定的な言葉で伝えられることで、選手は問題点として捉えにくく、改善への意欲が湧きにくい可能性があります。
内股は本当に悪者?指導者が知っておくべき新常識
さて、本題です。「内股は本当にダメなのか?」
結論から言えば、一概にダメとは言えません。 スポーツの種類や動作によっては、内股の動きが有利に働く場面も存在するのです。大切なのは、内股を**「使いたい場面」と「使いたくない場面」を理解し、適切に使い分ける**能力を養うこと。
逆に、この使い分けができないと、特定の部位に過度な負担がかかり、怪我のリスクを高める可能性があります。
体感してみよう!内股と股関節の不思議な関係
ここで、簡単なエクササイズを試してみましょう。
動画で紹介されているヨガのキャットアンドカウの動きを、以下の2つの足のポジションで行ってみてください。
- 足をまっすぐにした状態
- 内股にした状態
この2つのパターンで動作を行うことで、股関節の動きやすさや背中の伸び感の違いを感じることができるはずです。
ぜひ、動画を見ながら一緒に試してみてください。
指導者・保護者が知っておきたい!内股が常態化している選手に多い悩み
もし、選手の内股が慢性化している場合、以下のような問題が生じやすいことを知っておく必要があります。
- 膝の痛み
- 足首を捻りやすい
- 股関節が十分に機能しない
- ジャンプの高さが出ない
これらの問題は、内股の使い分けができるようになることで、改善が期待できます。
【まとめ】「ダメ」の一言で終わらせない。内股指導の新アプローチ
内股は、使い方によってはパフォーマンス向上の可能性を秘めています。指導者は一方的に「ダメ!」と否定するのではなく、
- 内股が及ぼす影響を具体的に理解させる
- 適切な使い分けの重要性を伝える
- 使い分けを習得するためのトレーニングを取り入れる
といった、より丁寧な指導を心がけることが、選手の成長を大きく左右するでしょう。
保護者の皆様も、お子様の内股について過度に心配するのではなく、指導者と連携を取りながら、適切な体の使い方を身につけることの重要性を伝えていきましょう。
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